第七章 道義国家
教育とシステム
現在の日本はほぼ八割、道義国家になっていると思う。残り三割を教育と政治や経済のシステム改善で補えば道義国家となるであろう。世界の国々を見ても、日本が一番道義国家に近く、道義国家になりやすい民族である。教育は現在の教育制度でよいと思う。改善する点として日本史と世界史を、人類の歴史を学ぶという意味で基礎教育(中。高生)に取り入れる。歴史上の人物を学ぶことに重点を置く。人類の叡智である世界の哲学・思想・宗教を公正に学ぶため、これも基礎教育(中・高生)に取り入れる。さらに人としての正しい道を学ぶために公正な道徳教育を基礎教育(中。高生)に取り入れる。従来の教育科目に、これらの基礎教育を特定の思想や史観に偏ることなく公正で公明な基礎教育として修得させる。基礎教育を受けた後は、各自の自由な選択とする。
政治と経済に関しては、その行為の根底に道義的規範を設け不正、腐敗が起こりにくい環境にする。また政治制度や公務員制度の改革など政治や経済の中に新しいシステムや制度を導入することによって不正や腐敗を減少させる。これらの教育とシステムを現行の日本の体制に加えることにより、日本における道義国家の実現は可能である。