西郷党BLOG

「道義国家日本」建設の必要性と日本の役割について

「道義国家日本」建設の必要性と日本の役割について

はじめに

日本は、一体どういう国なのか。
日本の国の支柱とは何か。国家像はあるのか。
50年後100年後の子孫にどういう国造りをするのか。
このように日本国を見ると、明治以来何ら明確な国家の支柱を持たないまま当時の政府も現在の政府も国家を経営しています。

幕末、日本は米国ペリーの砲艦外交によって開国させられます。
新生明治国家は本来なら、日本はこういう国家であるべきだ、こういう国家にすべきだと国家の支柱・国家像を時間をかけても造った後に、欧米の先進技術や産業を取り入れるべきなのです。
しかし明治4年、政府高官の半数が2年近く欧米に視察に出かけます。そこで欧米の文明を目の当たりにした人々は、彼らの進んだ科学技術や産業を恐れるあまり、欧米に追い付け追い越せを最優先にします。それが戦前まで続きます。

戦後、米国との戦争に敗れた日本は、またしても独自の国家の支柱・国家像を持つことができなかったのです。

GHQは日本を再び米国に立ち向って来させないという最大目的のために、占領下で革命ともいうべき大変革を強行します。
それは新憲法の制定であり、地方自治制度、教育制度、選挙制度など様々な分野と国民生活の至るところに及びます。その意図は日本人の持つ武士的な牙や爪を取り去り、アメリカ形の自由主義と民主主義を植えつけることです。
ここで、日米戦争で多大な犠牲を払った当時の米国首脳の立場になって考えると、日本への対策は自ずと誰にでも見えるはずです。

日本の再生

戦後74年、明治維新151年。新元号の節目の年です。日本人は日本列島の中で古代、中世、近世、近代と2千数百年の歴史を刻み生死してきた民族です。
信長や秀吉や家康は当時の世界史に冠たる人物です。
日本人の理想する国家はどのようなものか。日本人に合った国家像とはどのようなものか。明治4年に立ち帰れることは出来ないので、この節目の年に日本人自らの手で日本人の理想する、日本人に合った、そして世界人類の平和に貢献できる新国家を再生すべきです。

道義国家建設

日本道義主義の会は日本を道義国家にしようと「道義国家日本」建設のために立ち上がった集団です。
現今の世界を見ると、米中の貿易戦争の過熱、核の問題、シリア紛争など様々な国際問題が発生しています。そこに大国のエゴが入り、核戦争の危機さえはらんで世界は混迷を深めています。

もはやアメリカでは世界人類を平和に導くことは無理です。経済覇権主義的な中国にも軍事覇権主義的なロシアにもできません。イギリスやフランスでは国が小さすぎで無理です。
世界各国を見渡しても、世界の平和は日本が人の道を政治、経済、教育の基本に置く「道義国家」となって、世界人類の平和を主導する以外にないのです。道義という人の道を宗教や主義思想を超えて、急いで世界中の人々に普及しなければなりません。
道義主義とは道義(人の行うべき正しい道)という言葉の幅を主義、思想にまで広げ、人々の日常の生活の中に活かそうとする主義、思想です。また人間も宇宙・大自然の一部であるとする考え方です。

人の道を重視する道義主義の基盤の上に立った自由主義であり、民主主義でなければ、こと人間に限っては真の自由主義、民主主義とはならないのです。そこに資本主義が加われば個人と国家のエゴが増大するばかりです。

人間という存在は他の動物とは違い、本能をコントロールする道義という人の道が必要です。人がバランス良く成長するための不可欠な要素です。

日本道義主義の会は日本国が道義国家になることこそが、世界人類を平和に導き四海同胞を具現化することであると決意します。

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