はじめに
第一章 仕末に困る人
- 西郷の本名は隆盛ではなく隆永だった
- 常人の尺度では計れない人物
- 真面目な事務職員
- 一度は本当に死んだ人間
- 三度島流しにあった
- 横暴な代官、役人をこらしめる
- 西郷の思想形成と行動原理は奄美大島で培養された
- 弱い者には弱く強い者には強く
- 自分と他人を比較しない生き方
- 権謀術数は使わない
- 子供に財産は残さない
- 討幕という仕事
- 命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人
- 志を得れば民とこれに由り、志を得ざれば独りその道を行ふ
- 求道
第二章 信長と西郷
- 日本史の東西の「横綱」は信長と西郷
- 天下布武と敬天愛人
- 信長の思想と西郷の思
- 死に方が似ている
- 世界に誇れる信長と西郷
- 現在の日本で世界の信長・西郷が出るべ
第三章 聖賢への道
- 人の生きる道
- 聖賢に成らんとする欲する志
- どうしたら聖賢になれるか
- 誰でもキリストo釈迦・孔子になれる
- 人間の本質
聖賢への練習(一)
- 心が望むことの反対をする 人がやりたがらないことをする
聖賢への練習(二)
- 我欲に克つ
聖賢への練習(三)
- 独り部屋にいるとき己を慎む
- 人としての道を行うのに、できる人できない人も、上手な人下手な人もいない
- 欲を少なくする
- 最後の1ドル
- ゆとりをもって、おもしろく生きる
- 自分の哲学思想をつくれ
- 勇は養うべし
第四章 廃藩置県
- 維新後の西郷
- 当時の政情
- 西郷の利用
- 廃藩置県
- 百年後の廃国置県
第五章 西郷と政治
- 政治は誰のために行うのか
- 政治という行為
- 政治は理想と完全を求め進化すべきである
- 西郷が目指した明治国家
- 西郷と文明開化
- 西郷と大久保
- 明治天皇を鍛えた
- なぜ税を払わなければならないのか
- 国家の会計(税の使われ方)
- 西郷内閣
- 西郷の外交
- 西郷の内政
第六章 遣韓使節論
- いまだに「征韓論」
- 大久保の最大の危機
- 大久保の野望
- 遣韓使節論
- 大久保の弱さ
- 西郷の外交手法
- 自ら愛するを以て敗るるぞ
第七章 道義国家
- 西郷の考える道義国家とは
- 主権在民の弱さ
- 教育とシステム
- 聖人政治
- 日本が道義国家となり、それを世界の国に及ぼせ
おわりに